府中に根付く漬物文化を
若い世代にも広めたい

竹内さん

広島県・福山市諸毛町(もろけ)で漬物を作る竹内さん。「わしんちの漬物」シリーズが地元でも好評で、シールにプリントされた顔が何とも愛らしい。話しているだけで癒される、そんな名物お父さんにお話を伺いました

 

地元に根付く漬物を商品に

「昔はどこの家にも味噌蔵があったんよ。食べ物が無くなったら味噌漬けを食べてた」地元の府中味噌を使った漬物が根付くこの地域も、漬物を専門で作る人はほぼいなくなってしまったそう。そんな中で竹内さんは15年ほど前から漬物を商品化。味噌漬け、古漬け、麴漬けなどバリエーションもかなり豊富で、取材でも次の商品の話題で持ち切りに。

自分が漬物を選ぶ理由

「おやじが作る白菜は品評会でずっと1位だった。僕は生もので評価されるのが嫌でね、漬物にしたら評価のしようがないでしょ笑」そんな冗談を言うお父さんですが、自分が一番だと納得した野菜を使いたいという信念の裏返しなのではないかと感じます。なんと竹内さんの古漬けは、府中の道の駅で年間売り上げ1位を獲得しています。

漬物文化を若い世代に

最近では空き家を活用し、農業や漬物の仕事を手伝いに来た人を泊めたりもしているそう。隣町では作り手が1/10に減ってしまった漬物文化を、竹内さんのように温かく迎えてくれる方を中心に、若者に伝えていくことの価値を感じました。「ごんぼうの由来は、”幸運”なんだよ」という言葉。ただの方言?か確かめるにも現場を見てみたいです。

太陽のように温かい笑顔の竹内さん。ただその奥に光る眼差しからは、この土地の文化である漬物に関心を持ってもらいたいという、秘めたる熱さが伝わってきます。

竹内さん

募集形態 ボランティア
募集時期 不定期
募集日程 1日から参加可能
作業時間帯 応相談
作業内容 漬物づくり
場所 広島県府中市諸毛町1431
備考 初心者も歓迎