地域の拠点づくりとともに。
ヒバゴンネギを広めたい。

増田屋 宮本さん

広島県・庄原市西城町で、ネギの栽培、ネギキムチの加工までしている宮本さん。田んぼが広がる自然豊かな景色に突如現れる、店構えからアメリカンな空気漂う増田屋さんにお話を伺いました。

西城町に根付くヒバゴンとは一体・・・

「このあたりのヒバゴンって知ってる?」たしかに西城町に入ってから至る所にイラストが描かれていた謎の類人猿。1970年代に庄原市の山の中で目撃されたという生き物で、西城町で育った品質の良い青ネギは「ヒバゴンネギ」として親しまれているそう。宮本さんも町役場で働いていたが、知人に誘われてネギ栽培を始めたのだとか。

増田屋を地域の拠点に

「自分は半農半猟ですね」農業の傍ら、猪のワナ猟もしているというアグレッシブさ。取材のこの日も夕方にワナをしかけにいくと話していました。地域の拠点にもなっている増田屋は、内装も自分好みに全て仕上げたそう。旅行好きで恋焦がれるルート66のデザインをあしらった店内から宮本さんのこだわりを感じます。

本場に寄せたネギキムチ

白菜ではなくネギを使ったキムチを商品開発し、取材当日も仕込み中だった宮本さん。「私も10回ぐらい韓国に行きましたが、向こうではネギキムチもメジャーなんです」近くで飲食店を営む韓国出身の知人に作り方も一から教わったそう。「青ネギの風味を生かすために辛さは控えめ、にんにくの代わりに生姜を入れています」机には試作中のネギソースやネギラスクまで!ネギの産地から商品を通して魅力を発信したいという気概を感じます。

帰り際にネギセットをいただき、キムチをコンビニの塩むすびにのせて一口。和風ベースで青ネギの風味も立っていて美味しい!ヒバゴンネギとともに、全国で伝説?評判として広がっていくのが楽しみです。