アスパラガスへの純粋さ。
新規就農でも美味しいものを

上下七色農園 林さん

広島県・府中市上下町(じょうげ)で新規就農された林さん。物腰柔らかで、突然の取材訪問も快く引き受けてくれました。まず目に飛び込んできたのは、皿に盛られたアスパラガスとホットプレート。「うちのアスパラガスをぜひ食べて欲しいんです」という自信と心意気に早くも感動を隠せません。

生まれた土地の野菜を仕事に

「生まれも育ちも上下町、地元のスーパーで野菜や果物を販売していました。市の就農支援制度を活用してアスパラガスを始めたんですが、一気に人生が変わりましたね」と林さん。50mのビニールハウスが7棟、いきなりこの量を任されたと考えるだけでも、当初の苦労を感じます。

地元の青年と農作業

「収穫のタイミングもセンスが必要。思い通りに行かないことも多いけど、美味しいものを作れることが楽しい。」そんな想いを持った林さんのもとには、近くの高校生が収穫を手伝いに来ているそう。「朝6時から収穫、野球部の朝練にも参加して、授業受けて放課後も練習、夕方の収穫にまた戻ってくるんです」生徒会長もしているタフな青年、ぜひ会ってみたいです。

ハウスの「7」棟になぞらえて

油は引かず、蒸し焼きにした採れたてのアスパラガスは、口の中で甘味が広がって何とも幸せな気持ちになりました。お土産で1パックまでいただきまして、、シールは「7」をテーマにデザインしたそうで、イラストが何とも可愛い。

林さんの内に秘めた新規就農でも負けないという気持ちと、アスパラガスへの純粋さを感じた取材でした。ありがとうございました!