餅づくりから感じる。
地域活性へのエネルギー

アグリサポート 綾目さん

広島県・尾道市御調町(みつぎ)で餅の製造行う綾目さん。アグリサポートという一聞、餅屋には感じられない会社名。そこに秘めた想いを、お米職人・綾目さんが熱く語ってくれました。

地域に支持され続ける取り組みを

「アグリサポートは30年前に地元の農家のために作った会社ですね」そう語る綾目さんは、尾道市御調町の道の駅・クロスロードみつぎの会長も務めています。実は有機肥料で作る餅米の栽培が本業で、副業で作っている10種類以上の餅も道の駅でロングセラーなのだとか。「30年前から使ってるこの餅つき機じゃないとダメね。一回機械を変えたらお客さんから違いを気付かれた」それでも機械はとても綺麗で、日々の手入れを感じます。

小さな違いにこだわる

机に上に並ぶ餅の中で、「新よもぎ」のシールに目が留まりました。「それはうちの中でも売れ筋商品で、”新”にピンクのマーカーを引いたら売上が1.5倍変わった」この取り組みは高く評価されて、現代農業にも掲載されたという。「あとは毎朝4時から餅を作って、つき立てを売場に並べています」大手メーカーの餅と明確な差別化をして、確実にお客さんを増やしていくのも、農家のためという綾目さんらしい取り組みだと思います。

人を集めるエネルギー

「今日は暑かったね!」取材の途中で従業員の女性の方が田んぼから帰ってきました。アグリサポートは現在3名。早朝から餅を製造して店に届けたら、田んぼでの作業。綾目さんからも74歳とは思えないエネルギーを感じます。餅の製造や、米の栽培など、ボランティアは年中受け入れているそうなので、お米の職人・綾目さんから現場を学びたい人、自然に触れながらお餅の美味しさを噛みしめたい人はぜひご応募ください!

綾目さんが作るお米や餅への確固たる自信は、周りの農家やお客さんに支持されてきたからだと思います。30年前から続く製法でも十分、今に通用する美味しさで、この技術が綾目さんの想いとともに次世代へ繋がればと感じた取材でした。

アグリサポート

募集形態 ボランティア
募集時期 年中
募集日程 1日から参加可能
作業時間帯 応相談
作業内容 餅の製造・米や野菜栽培の手伝い
場所 広島県尾道市御調町130
備考 初心者も歓迎