自然と命の有難みを感じる
山人(やまんちゅ)が描く10年

喜友名さん

広島県・三次市甲奴町(こうぬ)で特別栽培米、原木しいたけなどを育て、鹿や猪の狩猟も行う喜友名(きゅうな)さん。沖縄から広島の三次市へ。山人(やまんちゅ)として自然に触れる場を作って地域おこしをしたい。そんな未来に向かって奮闘するご夫婦の、温かくも熱い想いに触れました。

10年後のわたしたち

「元々は地元の沖縄や埼玉で鍼灸師をやってまして、奥さんとはオーストラリアにワーホリに行ったときに出会いました」現在は奥さんの実家である甲奴町で、お父さんの稲作を引き継ぎながら様々な構想を膨らませているという。「体験型のキャンプ場を作って、近くの古民家をゆくゆくはカフェにしたい」部屋には”10年後に叶えたいこと”がびっしり描かれた模造紙が貼られていて、夢にあふれた素敵なご夫婦なんです。

原木しいたけの生命力

取材の中でも様々な体験ができました。まず連れて行ってもらったのは森の中!しいたけが生えた原木がずらっと並んで「大きくなりすぎたから、好きなだけ取っていいよ」という衝撃の一言が。「秋口になると、でかいのに綺麗なマッシュルーム型のしいたけができて、それを見つけるのが超楽しい」原木しいたけはぷりっとして生命力を感じました。

命をいただくということ

「今日はワナに小鹿がかかったけど見に行く?」以前より興味のあったジビエハント。喜友名さんの「覚悟はいいですか?」という釘を刺す言葉に緊張感が走ります・・・一部始終を見て「全て生き物だったんだな」と改めて感じる時間となりました。「猪はワナにかかっても最後まで戦おうとして槍を折られるほどなんです。子どもの原体験や、最近行き詰ってるなと感じる人にこそ、このパワーを感じてほしいですね」

この土地の自然と触れる体験を通して、一人でも移住する人が現れればと語る喜友名さん。ボランティアや体験を通して、命をいただく意味を自然から学べる場が、ここ甲奴町にはありました。

喜友名さん

募集形態 ボランティア / 体験
募集時期 不定期
募集日程 1日から参加可能
作業時間帯 応相談
作業内容 米の天日干し・しいたけの菌打ち / 収穫・狩猟体験など
場所 広島県三次市甲奴町宇賀2927
備考 初心者も歓迎