竹内さんのごんぼうに
地元が熱狂する理由
竹内農園 竹内さん
広島県・福山市諸毛町(もろけ)でごぼうを育てる竹内裕樹さん。髪がオレンジの三つ編みという格好良さと、ごぼうという渋さのギャップがなんとも魅力的。お父さんと並んで地域の有名人である竹内さんにお話を伺いました。
地元の特産品・諸田ごんぼう
「土が違いますよね」たしかにこの地域では見られない赤土で、固い粘土質なのだそう。「栄養をため込んで、ゆっくり育ったごぼうは、かなり太くて食感もホクホクです」と話す裕樹さん。そんなごぼうは「諸田ごんぼう」として全国的にも知られていますが、生産量も限られているため、なかなかお目にかかれない特産品なんです。
地域から愛される体験を
このごぼうが世に出回らないワケ。それは毎年12月に行われる地元の「ごんぼう祭り」でほぼ全て消費してしまうから!200人以上集まり、買うために整理券が配られるのだそう。そんな地域から愛される畑では、農業体験も行っています。「年間4回で種を植えてから、12月の収穫までやってもらいます」皆でごぼうを掘り起こすのは、記憶に残る体験になりそうです。
農家との二足のわらじ
そんな裕樹さんにはもう一つの顔が。それは打楽器パフォーマンスグループ「我龍 -GARYU-」。兄弟で広島・府中市から立ち上げたこのバンドは、日本全国にとどまらず台湾、シンガポール、アメリカなど世界の舞台で活躍しているそう。取材時も地元の酒蔵内の劇場で毎週公演をしていました。チケットは即完売で行けなかったのが悔しい!
ごぼう農家と太鼓アーティストとしての2つの顔。文字通り目の前の畑に打ち込む姿に、地元の人も熱狂し、今後も台風の目であり続けるのだろうなと感じました。
竹内農園
募集形態 | 農業体験 |
募集時期 | 年4回 |
募集日程 | 1日から参加可能 |
作業時間帯 | 応相談 |
作業内容 | ごぼうなど野菜の種植え、収穫まで |
場所 | 広島県府中市諸毛町1431 |
備考 | 初心者も歓迎 |