目の前の仕事に誇りを。
泥臭く作る手堀り蓮根

笑福蓮根 浅海さん

広島県・竹原市仁賀町で蓮根を育てる浅海さん。煮物や炒めものでも美味しい蓮根ですが、その栽培や収穫風景はイメージできない人も多いと思います。今回はその中でも地域性を生かして蓮根作りに没頭する浅海さんにお話を伺いました。

土地に合わせた栽培を

蓮根は畑に張った水の中を半分潜って収穫するイメージがありましたが、浅海さんの採り方は違うのだそう。「うちの蓮根は畑の水を収穫前に全部抜いて、鍬で土の中から手堀りしていきます。泥付きなので日持ちが違いますね!」浅海さんは就農して13年目、当初は山口県岩国市で蓮根の栽培を行っていたそう。「今の地域は水が豊富に確保できるわけではないので、この栽培スタイルですね」土地に合わせて蓮根を作るその熱量を感じます。

目の前に仕事に誇りを

「蓮根って他の野菜より少し値段が高いですよね。でも農作業のことを考えると、我ながらそうあって欲しいなと感じます」確かに水を1回抜くからこその草取りと、専用の短い鍬で中腰になりながら収穫していくことを想像すると、かなりの肉体労働なはずです。自分が一番偉い!と冗談で言う浅海さんも、それだけ目の前の仕事を誇れることは素敵だなと感じます。

蓮根づくりの現場に触れる

畑の横にはキャンピングカーや、調理場を併設した古民家風の施設が。「地元の方が好きに使っていいよと言ってくださって、蓮根コロッケを開発したり、イベントを行っています!」そんな浅海さんの農園では、年中ボランティアやアルバイトを募集しているとのこと。「草取りや、収穫した蓮根を拾っていく作業など手伝ってほしいですね」童心に戻って泥だらけになりながら、日本らしい農業に触れてみるのはいかがでしょうか。

その土地の特性を生かして、自分が愛着のある蓮根を愚直に作っていく。そんな浅海さんの真っすぐさを感じた取材でした。一緒に仕事で泥んこになりましょう笑

笑福蓮根 浅海さん

募集形態 ボランティア / アルバイト
募集時期 年中
募集日程 1日から参加可能
作業時間帯 応相談
作業内容 蓮根の収穫補助、草取り
場所 広島県竹原市仁賀町
備考 初心者も歓迎