好きを純粋に伝えたい。
魅惑の生唐辛子を嗜む
すずきエスニックファーム 鈴木さん
広島県・廿日市市で、唐辛子の栽培を行う鈴木さん。取材時は丁度、地域のグラウンドゴルフ場でマルシェイベントの真っ最中。仕込みでお忙しい中、唐辛子への愛を存分に語っていただく取材となりました。
魅惑の生唐辛子を一口・・・
「一つ食べてみます?」机の上にはザルに入った青々とした生唐辛子、ワクワク顔で鈴木さんにそんなこと言われたら食べてみるしかありません・・・からっ!!でも美味しい!「そうでしょう!フレッシュな風味があるのと、辛みも後に引かないはずです」そんな唐辛子をブレンドした商品が机にはズラリ、どれも味に特徴があって魅力的です。調子に乗ってもう一口食べるとさすがに耐えられず、水道まで猛ダッシュです。
農家になって感じたギャップ
20年近く電気関係の営業職をしていた鈴木さん。奥さんの支えもあり、育ちの地である廿日市で農業を始めてから思わぬギャップがあったという。「昔から辛いのが好きで、家庭菜園でもやっていた唐辛子を作って販売しました。その中でお客さんからお金をいただくのに『ありがとう』と言われる。サラリーマン時代は真逆だったので、この仕事最高じゃんと思いましたね」そんな鈴木さんの生き生きした空気が出店からも伝わってきました。
好きが伝わる売り場づくり
「唐辛子は若い女性が買うのがほとんどなんです」可愛いらしい農園のアイコンは、ペットの文鳥・いろはちゃんがモチーフで、書道家が筆で描いてくれたそう。「実は背中にロゴがプリントされたTシャツが今日納品で、本当は着て来たかったんですよね」そう話す鈴木さんが出店で出していたのはタイカレー。生唐辛子を乗せて一緒に食べて欲しいとのこと。ビビりながらも、カレーと風味が相性抜群で気づけば一本完食してしまいました!
マブダチと呼ぶいろはちゃんや唐辛子など、自分の好きを伝えることに純粋で素敵だと感じました。今回は出店での取材だけであったので、次回は畑に伺ってその愛をより感じに行こうかと思います!