お客さんの声をやりがいに。
自然農法と向き合うご夫婦
たまちゃん農園 児玉さん
広島県・福山市加茂町でお米を育てる児玉さん。農薬や化学肥料を使わない自然農法を貫くご夫婦が、なぜその農業を選んだのか、お客さんからどんな反応があったのか、ご自宅でゆったり話を伺いました。
自分が最高だと思うものを
両親は通常の化学肥料などを使う慣行農法で、自身も初めはそうだったという。「たまたま縁あって関東で、自然農法を学ぶ機会があり、試しに畑で作ってみたら『美味しい、美味しい』って声をいただけたんです」草取りなど手はかかることは多いが、土が年々育っていき、自身が最高だと思うお米を収穫した時の喜びは大きいのだそう。取材の際には田んぼにレンゲが綺麗に咲いていました。
ご夫婦に届く声
現在は、農園の会員向けやSNSで直接連絡が来た人に販売を行っていて、嬉しい声もいただくのだとか。「農園のために絵を描かせてください。と連絡が来てPOPを作ってもらった親御さんは、お米を頼むようになってから子どもが保育園を休まなくなったそうで!」家の庭ではお米を使った味噌づくりワークショップも行っていて、薪を焚いたりとかなり本格的で、親子連れのファンも多いんです。
お客さんのために諦めない
そんなたまちゃん農園では米を使った商品開発もしています。「小麦粉アレルギーの人からどうしても米粉麺を食べたいと連絡があり、売れるか分からなかったですが作りました」やはり最初はなかなか売れずに、余った在庫を1日3食自分たちで食べていたこともあったそう。「ただ辞めようかと思うと、また注文が入って感謝のお声をいただくという。これはやり続ける意味があるなと感じましたね」ご夫婦の執念を感じます。
取材中、農園で作られた白米や味噌汁、おからまでいただいてしまいました。どれも美味しく、自分たちが誇りをもって作ったものを食べてもらうことに、心からやりがいを感じるご夫婦なのだろうなと感じた取材でした。
たまちゃん農園
募集形態 | ボランティア |
募集時期 | 応相談 |
募集日程 | 1日から参加可能 |
作業時間帯 | 応相談 |
作業内容 | 田植え・草取り・稲刈りなど |
場所 | 広島県福山市加茂町下加茂1131 |
備考 | 初心者も歓迎 |