いちご栽培の裏側
就農前から触れて欲しい

立花いちご農園 立花さん

広島県・福山市芦田町でいちごの販売と収穫体験をされている立花さん。取材翌日には「いちごフェスティバル」というイベントに出店されるとのことで、準備で忙しい中お話を伺うことができました。

ホテルマンからいちご農家へ転身

「農業はいちご狩り楽しそうだな!というぐらいの軽い気持ちで始めました」元々はホテルの受付を10年ほどしていたという立花さん。15年ほど前に就農したときは夫婦でのんびりやれるかなという感覚だったそう。たしかにいちごの栽培は可愛らしい赤い実に囲まれての作業で華々しいイメージがありますね。

世間とのイメージのギャップ

「いちご栽培を始めて分かったことは、全然農作業が甘くなかったということです笑」立花さんは質の良いいちごを作るために、収穫後の土は機械でなくスコップを使い手で耕すのだとか。「これが夏場の暑い中かなり肉体労働で、そこから植え替え、秋にはハウスのビニールを張り替えと。収穫の冬春以外何してるの?とよく聞かれますが、実は1年中何かしら作業をしてるんです」

甘く見ていたからこそ

そんな立花さんの農園には、広島や岡山の大学生や、農業専門学校の学生もボランティアで来ているのだそう。「やっぱり自分が農業を甘く見ていたので、農業を始める前に少し体験してみたい人などにも来て欲しいですね!」ハウスに大量に実った紅ほっぺ、その景色に行きつくまでの農業の裏側を感じてみるのはいかがでしょうか。

いちごやお菓子を並べてイベント出店をされていた立花さん。最初の苦労から形にするまでのやりがいを、農業を始める前に少しでも肌身で感じてほしいという言葉は、立花さんの優しさであふれているなと感じました。

立花いちご農園

募集形態 ボランティア / 収穫体験
募集時期 通年 / 1~5月
募集日程 1日から参加可能
作業時間帯 応相談
作業内容 いちご苗の片付け・土の耕耘など
場所 広島県福山市芦田町福田122-3
備考 初心者も歓迎